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星空散歩web updated 2016-10-08

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しし座流星雨

しし座流星雨5

流星の数も徐々に増え1時を過ぎた頃にはもうこれは間違いなく流星雨になると確信できるくらいに増えてきました。1時半を過ぎたころには1分間に7個、2時過ぎには12個を数えることができたのですが、その後は数える余裕もないくらいの状態になりピークの時間を迎えます。

ピーク予想は2時31分と3時19分となっていましたが、2時から4時くらいまでずーっとピークが続いたような感じでここがピークというのはわかりませんでした。。できあがった写真を見ると3時から3時40分くらいの写真にもっとも流星を見ることが出来ますがピークはかなり長かったといえるでしょう。とにかく全天のあちこちで流星が飛び交う様子は圧巻です。流星の出現にはむらがあり、しばらく続いたと思うと休みの時間があったり、また連続して2つ3つ流れることも多かったです。

最初はしし座の方向ばかり見ていましたが不思議と北斗七星やオリオン座など有名な星座に流星が多く流れる傾向があり結果の写真もそのとうりになりました。流星にもひいきがあるのでしょうか?全体的には明るい流星が多く爆発してあたりがぱっと光るような大流星もありましたし、流星痕を残す大流星が目に付きました。とにかく夢にまで見た光景が目の前に展開しているのでとても興奮して気温はマイナス5度にもかかわらず寒さはまったく感じられませんでした。

しかし寒さは違うところに影響を与えていました。まずカメラは真っ白に凍り付きヒーターを取り付けていた1眼レフ1台以外の2台はレンズも凍って使い物にならなくなりました。カイロは付けていたのですが寒さで消えてしまったのです。ヒーターを買っておいて良かったと思うと同時に2個買っておけばと後悔です。また寒さの為か懐中電灯も3台中2台が故障して予備を用意してよかったとつくずく思いました。




s-FH000040ss.jpg朝焼けとしし座流星雨





1時過ぎにはやな予感がしたので赤道議の電池をチェックすると弱くなっており新品と交換、事なきを得ます。ただし大失敗を1つしました。28・レンズのフードを斜めにとり付けてしまい写真の隅がけられてしまっのです。。なかなか完璧にはいかないものですね。4時を過ぎるとさすがに流星の数は減ってきましたがそれでも普段のしし座流星群以上の流れ星が見え続け写真をとり続けました。

東の空が白み始めても以前として流れている流星は印象的でした。結局5時25分にフィルムが終わるまで観測を続けましたがもうこんな流星雨は一生見ることができないんだろうなぁと思うと感慨ぶかいものがありました。それにしても最高の空で最高の流星雨を見ることができてほんとうによかったです。

後からレポートされた観測結果では実際の極大時刻は3時20分前後とほぼアッシャー博士の完璧に予測どおりで、極大時には1時間あたり3000個から4000個の流星が見られたようです。事前の予測よりも流星が多く出現する時間が長く、日本時間で午前1時から夜明け頃まで5時間近くにわたって、1時間あたり1000個以上の出現が見られたといいますから歴史的な流星雨だったわけです。









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