百武彗星
96.3.23 期待以上の肉眼彗星へ
以前にも百武彗星を見ようと何回かトライしたのですが、天候に恵まれず見ることができませんでした。この日は週末で天気も良かったので秩父登谷山観測所にで出かけたのですが、行く途中のうどんやさんの駐車場にて早くも肉眼で見ることができました。
現地に着いてみると長い尾も見られ、こんなにはっきりした彗星を見るのは初めてだったので感動しました。尾は複雑な形をしており、一風変わった彗星という印象でした。そのときは25日が雨の予報だった為、これが見納めだろうと思っていましたが、写真も撮れたことだしと、一応満足していました。まさか25日にあんなに大化けするとはおもわなかったものですから。
1993年3月23日
百武彗星
96.3.25広角レンズが必要な彗星
百武彗星がもっとも地球に接近するこの日、関東は全般に曇りの天気でしたが、北部は晴れているとのこと。やっぱり行くしかないでしょうと、平日にもかかわらず私達と温泉人さんとで関越を北に向かって走ったのでした。ちょうど花園インターをすぎるころから雲が切れ始め、鈴木さんから「百武彗星がフロントガラス越しに見えますよ」との無線があり、見てみるとびっくり。はっきり長い尾を引いて見えてるのです。
「これはえらいことだ」とにかく走りながら目的地を伊香保に決め、伊香保インターから山の方に入ったゴルフ場の駐車場でいったん止めて見ることにしました。外に出てみると何とも不思議な光景が。彗星がまるでサーチライトのような尾を引いて夜空に張り付いているではありませんか!60~70度はあるでしょうか。
たった2日でこんなに成長するなんて、まさに大化けです。雑誌の予想では尾はせいぜい2~10度だとか20度ぐらいだろうとかいってましたが、みんな大はずれでした。